作成者別アーカイブ: tanida

増税後の施術料金に関するお知らせ

10月1日より消費税が10%となりました。これに伴い当院での施術費も増税分値上がりとなりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

当院併設の整体院は「キャッシュレス・消費者還元事業」の対象店舗となっていますので、以下の期間はクレジットカードでのお支払いに対して5%分が還元されます。

 

消費者還元期間:2019年10月1日~2020年6月

 

税率の上げ幅より還元率の方が大きく、期間中は実質割引となっているのでカード決済がお得ですね(^^)

 

今のところクレジットカードのみですが、その他のキャッシュレス決済手段を導入した際には改めて告知いたします。

 


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筋肉痛の基礎知識

健康に対する意識の高まりとともに、ウォーキングやジョギング、筋トレ、ヨガ、水泳など、積極的に運動に取り組む人が増えています。運動により得られる恩恵は計り知れず、適切な運動習慣は健康寿命を延ばすうえでも欠かすことができません。

しかし、運動にも弊害がないわけではありません。

筋肉痛はその代表とも言えるもので、誰しも一度は慣れない運動をして筋肉痛に苦しんだ経験があるはずです。

今回はそんな運動と切っても切れない関係にある筋肉痛についてまとめてみました。

※筋肉痛には運動直後に起こるものと、遅れて出現するものがありますが、一般的に筋肉痛といえば後者の「遅発性筋痛」のことを指し、この記事でも後者について記述します。 

 

 

筋肉痛の特徴

・不慣れな運動や過度な運動の後に出現し、24~48時間かけてピークに達する。通常1週間程度で消失。

・運動や圧迫刺激により痛みが誘発され、安静時の痛みはほとんどない。

・遠心性の収縮(階段を降りる、重い荷物を下すなどのブレーキをかけるような使い方)によって引き起こされやすい。 

 

 

筋肉痛の原因

①乳酸説

昔は運動によって生じる乳酸が筋肉痛の原因だとされていました。しかし、乳酸は運動後1時間もすれば速やかに除去されるため、運動後24~48時間で起こる筋肉痛の原因にはなり得ないとして、今ではこの説は否定されています。

 

②炎症説

筋線維の微細な損傷に伴う炎症反応によって筋肉痛が起こるとする説です。

一見説得力のある説のようですが、筋損傷が生じない程度の運動でも筋肉痛が起こること、持続的な痛みでなく運動や圧迫による痛みが主であることなどの現象をこの説ではうまく説明できません。

 

③新たな仮説

これは筋損傷や炎症反応ではなくブラジキニンや神経成長因子が関与しているという説で、他の説の疑問点を解消できる有力な仮説です。

この仮説では、運動によって筋線維から神経成長因子が分泌され、その働きによって筋肉が刺激に敏感になることで筋肉痛が生じるとしています。

 

様々な説がありますが、結局のところ筋肉痛の原因は未だ解明されておらず、有力な説はあっても全てに納得のいく説明ができないというのが現状です。

 

 

筋肉痛のよくある勘違い

①齢をとると遅れて出てくる

これは昔から言われていますが、年齢のせいで筋肉痛が遅れて出る訳ではありません。

ある実験によると、同じ負荷の運動では年齢による筋肉痛の時間差はなく、痛みのピークは年齢よりも個人差が大きいという結果が出ています。

筋肉痛が起こる時間は運動の種類によっても異なり、年を取ると筋肉痛が遅く出てくると感じるのは、年齢と共に直後に痛みが出るような運動をする機会が減るためではないかと考えられています。

 

②痛み止めの効果

筋肉痛が出たら取り敢えずシップ!という感じでベタベタと貼りまくったり鎮痛薬を飲んだりしていませんか?

確かにシップや内服薬を使用すると早く治っているように感じるかもしれません。しかし、近年の研究では運動後の非ステロイド性消炎鎮痛薬の使用効果に関して否定的な報告が多く、副作用も含めて考えると筋肉痛に痛み止めを使用するメリットはないように思います。

蛇足ですが、シップの「効いている感」は主にメントール成分の清涼感によるもので、薬の鎮痛効果の現れではありません。

 

 

③運動前後のストレッチ

なんとか筋肉痛を予防しようと入念にストレッチをしても残念ながら筋肉痛を防ぐことはできません。数々の研究でストレッチに筋肉痛予防の効果はないということが示されています。

筋肉痛の改善に関してもストレッチの効果はあまり期待できません。ストレッチを含む一般的なアフターケアの中ではマッサージが最も効果的であることが実証されているので、早期回復にはストレッチよりマッサージを選択しましょう。

 

 

予防策

①同じ運動をする

予め同じ運動をしておくことで筋肉痛が軽減されます。2週間前なら8割、4週間前なら4割の軽減効果があるという報告があります。

 

②温める

運動の1日前に極超短波を20分以上当て、筋温を40度以上に温めると筋肉痛が抑制されたという実験があります。前日に熱い風呂に入ることも有効かもしれないとのことです。

 

③非ステロイド性消炎鎮痛剤

運動後の使用では無効とされている非ステロイド性消炎鎮痛剤ですが、事前使用によりその効果が得られることが分かっています。

 

 

まとめ

筋肉痛はありふれた痛みであり、基本的に病院などにかかるほどのものではありません。しかし、痛みの程度によっては日常生活に支障が出たり、動くこと自体が億劫になってしまうこともあります。少しでも筋肉痛を軽く抑えるには、正しい知識に基づいた事前の対策が必要です。

とはいえ、筋肉痛を完全に防ぐことはできません。日頃から運動習慣をつけておくことが結局のところ一番の対策になるのかもしれませんね。

必要以上に筋肉痛を怖がらず、健康のために積極的に運動をする習慣をつけましょう。

 


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胸郭出口症候群

腕を押さえる男性

胸郭出口症候群とは

胸郭出口症候群は腕や手の感覚・運動を支配している神経や血管が締め付けられたり圧迫を受けることで生じると言われており、以下のような症状が現れます。

 

①感覚障害:肩、腕、肩甲骨回り、手などの痛み、しびれ感

②運動障害:握力低下、手の細かい動きがしにくくなるなど

 

上記のような症状があり、頚椎ヘルニアや頚椎症といった同様の症状を呈する疾患が除外されれば胸郭出口症候群の可能性が高くなります。

斜角筋症候群、肋鎖症候群、小胸筋症候群、頚肋症候群などの分類があり、胸郭出口症候群はこれらの総称です。

 

真の胸郭出口症候群

ある報告では、客観的に神経絞扼を証明できる真の胸郭出口症候群は極めて稀で、100万人に1人とも言われています。

この真の胸郭出口症候群では、自覚症状としての痛みやしびれ即ち感覚障害は軽微あるいは欠如し、手の筋肉(主に親指の付け根の膨らみをつくる筋肉)の萎縮をはじめとする運動障害が優位に現れます。

つまり、主たる自覚症状が手のしびれや腕の痛みといった感覚障害である場合、神経絞扼自体が疑わしいため従来の絞扼を取り除くアプローチの妥当性を十分に検証する必要があるということになります。

 

斜角筋からの関連痛棘下筋からの関連痛

『Myofascial pain and Dysfunction The Trigger Point Manual』 より引用

 

筋・筋膜の異常『コリ』の可能性

そもそも神経の絞扼で痛みやしびれが生じるという疾患概念自体を疑問視する声もあります。

実際のところ痛み・しびれといった感覚障害を主とする症状は関連領域のコリを取ることで回復することが多く、本当に手術が必要になるケースはそう多くないという印象を受けます。

胸郭出口症候群も基本的には筋肉由来の症状と考えて差し支えありません。真の胸郭出口症候群が疑われる場合以外は、まず筋肉のケアを第一に考えてコリを丁寧に取るようにしましょう。

 


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医療被爆

CT保有台数(人口100万人あたり)世界第一位

Ⅹ線検査撮影回数(1000人あたり)世界第一位

日本はいずれも断トツで世界のトップです。知っていましたか?

 

これらの検査は被曝のリスクがあるため気軽に受けるものではありません。被曝のリスクを上回る利益があって初めて実施されるべきです。

しかし実際にはリスクの方が利益を上回る不要な検査も相当な数にのぼると言われています。

 

特に腰痛など運動器の慢性痛においては、検査で見つかる異常が症状とは無関係であることが多いばかりか、その無関係な異常を指摘されることで不安が強化されて痛みが悪化することさえあるんです。

わざわざ被曝して症状を悪化させてしまうなんて笑い話にもなりませんよね。

 

どれだけ正確かはわかりませんが、日本人のがんの3.2%は診断用X線が原因という報告もあります。

私たちは医療被曝に対してもっと危機感を持つべきだと思います。

日本は世界で唯一の被曝国なのですから。

 


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神経障害性疼痛とリリカ

リリカ(一般名「プレガバリン」)という薬をご存知でしょうか?

リリカは神経障害性疼痛と線維筋痛症の疼痛に対して効果があるとされている薬で、私の知る限りでもかなりの人数がヘルニアや脊柱管狭窄症など、所謂坐骨神経痛の症状に対してこの薬を処方されています。

 

リリカは副作用の強い薬として知られ、その症状は頭痛や吐き気、めまいなど多岐に渡ります。

当院でも服用者には必ず副作用の有無を確かめるようにしていますが、中にはふらつきによる転倒・骨折など深刻な問題につながった例もありました。

 

因みにリリカは日本国内で最大の売上を誇るほど多用されている薬ですが、英国では乱用による死亡を防ぐために規制の対象となっています。

 

 

リリカの副作用が悪目立ちしてしまう背景には「帯状疱疹後神経痛」「脊髄損傷後疼痛」「糖尿病性神経障害に伴う疼痛」「線維筋痛症」という効能が実証された4つの疾患から「神経障害性疼痛」という曖昧な疾患に適応が拡大されてしまった現実があります。

坐骨神経痛などの本来の適応疾患以外で服用する際は、副作用に見合うだけの効果があるか慎重に見極める必要がありそうです。

 

こちらの記事も参考にどうぞ☟

乱用される国内販売トップの鎮痛薬「リリカ」

 


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湿布の正しい使い方

整形外科をはじめ病院で処方されることの多い湿布。市販品の種類も豊富で、いかにも良く効きそうな感じのCMは誰でも一度は見かけたことがあるはずです。

痛みがあるときに手軽に使用できるのは湿布の大きなメリットですが、その反面、副作用を考慮していなかったり効果のない症状に使用するなど誤った使い方をしている人も少なくありません。

湿布は使い方次第で良くも悪くも作用しますので、これまで適当に使っていたという方は今後の参考に是非ご一読ください。 

 

 

湿布に関するよくある勘違い

①副作用

皮膚かぶれ、痒みといった皮膚症状は比較的起こりやすい副作用です。その他に光線過敏症、胃腸や腎臓、肝臓などの臓器障害、喘息発作など重篤なものもあります。

湿布は飲み薬と比べて薬剤の血中濃度が上がらず、重篤な副作用の危険性は少ないと言われていますが、沢山貼れば当然リスクは高くなります。何も気にせずあちこちに貼っている人は特に注意が必要です。

まずは湿布は薬の一種だという認識を持ちましょう。

 

②痛みに対する効果

湿布は炎症を鎮める薬の成分が皮膚から吸収されることで効果を発揮します。 

炎症とはケガや病気の際に生体に起こる一連の防御反応で、発赤、熱感、腫脹、疼痛、(機能障害)の4(5)兆候があります。赤みを帯びていて熱っぽく、腫れている時の痛みはまさしく炎症による痛みで、打撲や捻挫を思い浮かべてもらうと分かり易いかと思います。

こうした炎症を伴う痛みには湿布の効果が期待できますが、逆にそれ以外の痛みには効果はありません。

 

③痛み以外に対する効果

②とも関連しますが、湿布は何にでも効くという都合の良いものではありません。
硬くなった筋肉をほぐしたり、シビレや浮腫みを解消する目的で使用している人をたまに見かけますが、これは大きな間違いです。

湿布は決して万能薬ではありません。「取り敢えず」という感覚で使用するべきものではありません。

 

 

湿布を適切に使用するために

打撲や捻挫など、原因がはっきりしていてズキズキと疼くような場合、つまり炎症性の痛みには湿布の効果が期待できます。

一方で、炎症が関与しない肩こりや腰痛などには湿布の効果はあまり期待できません。この場合は筋肉をほぐしたり血行を促進するような対処の方が効果的です。

 

「でも湿布を貼ったら実際に痛みは軽くなるけど・・・」

 

そんな風に思う人もいるかもしれません。

確かにその通りで、腫れたり熱っぽくなくても湿布で痛みが軽減することはあります。

しかし、この痛みの軽減は湿布の冷感や温感によって痛みが紛れているだけだったり、湿布を貼ったことによる安心感によるものである可能性が高いのです。

 

肩こりや腰痛に対する対処として、こり感や痛みを一時的に紛らわすために湿布を使用するのか、副作用を避けて別の手段を取るべきか、時と場合により正解が異なります。
適応や副作用を理解し、目的に合わせてうまく使い分けましょう。

 

 

湿布以外の対策

肩こりや腰痛などは基本的に湿布は必要ありません。他にストレッチやヨガ、入浴、軽い運動や体操、鍼灸やマッサージや筋トレなど、症状を緩和させる方法はいくつもあります。

絶対的な正解というものはないので、取り組みやすいものから始めて自分に合った方法を見つけると良いでしょう。

万が一、ズキズキと痛んだり熱っぽさや腫れを伴っている場合は、これらの方法でかえって悪化してしまう可能性があります。判断に迷う場合は自己判断せず、専門家に確認することをおすすめします。

 

 

まとめ

湿布は決して万能薬ではありませんし、副作用もあります。肩こりや腰痛、膝の痛みなどに「取り敢えず湿布」というのは得策とは言えません。
湿布が簡単に手に入る、病院で大量に処方されてしまうといったことも湿布の乱用を助長しているのは確かですが、正しい知識を持っていれば不必要な使用を減らすことができます。

湿布も薬だということを認識し、デメリットも考慮したうえで正しく使用するようにしましょう。

 


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スマホ首ならぬスマホツノ?

スマホのせいで後頭部にツノが生える?

スマホ首については以前にも記事を書きましたが、今回は『スマホ角(ツノ)』とも言える現象をご紹介します。

過度のスマートフォンの使用は頭蓋骨の形にも影響を及ぼす

そんな可能性を示唆するオーストラリアの興味深い研究です。

 

18歳から30歳までの若者218名を対象とする外側頸部のレントゲン写真を分析した研究において、被験者のうちの41%に外後頭隆起の突出が認められ、10%は20㎜以上(最大で35.7mm)の外後頭隆起が認められた。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/joa.12466

 

18歳から86歳までの1200名を対象に、年齢や性別、前かがみ姿勢の角度と外後頭隆起の突出との関連について分析。被験者のうち33%に外後頭隆起の突出が認められ、男性のほうが外後頭隆起の突出が多く、前かがみ姿勢の角度が大きいほど、外後頭隆起の突出が起こりやすいこともわかった。

Shahar & Sayer, Scientific Reports, 2018

 

 

これらの研究でスマホやタブレットの使用とツノ状の突起との関連性が実証されたわけではないものの、興味深い研究であることは確かです。

 

実際にツノ状の突起自体が何か悪さをするわけではありません。しかしスマホ使用時の不良姿勢が首に大きな負担をかけ、頭痛やめまいなどを引き起こすことは紛れもない事実です。

 

思い当たる所のある方はこれをきっかけに日頃のスマホの利用について考え直してみてはいかがでしょうか?

 

当院では首から来る不調に関するご相談を随時受け付けています。お悩みの方はお気軽にご相談ください。

 

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参考までに…

↓ 研究者のインタビュー動画 ↓

 


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魔女の一撃

魔女の一撃って何だかわかりますか?

あなたも経験したことがあるかもしれませんが、ぎっくり腰(急性腰痛)のことを欧米では『魔女の一撃』と表現するそうです。

 

もしも魔女の一撃で身動きも取れないほどの痛みに襲われたら… 

あなたは正しい対処ができるでしょうか?

 

間違った対処は回復を遅らせることなりかねません。

もしもの時のために最低限の対処法を知っておく必要があります。

 

 

一般的なぎっくり腰の対処法として

 

・安静にする

・コルセットの着用

・シップを貼る

・ストレッチ

・冷やす

 

などが知られています。

 

 

色々な対処法がある中で、絶対的にこの方法がいいというものはありませんが、最近では動かして治すという考え方が常識となりつつあります。

実際、様々な研究から3日以上の安静は普段どおりに過ごすのに比べて経過が悪いということがわかっています。痛みが完全に落ち着くまで安静にするのではなく、痛くても可能な範囲で動かすことが重要なんですね。

 

 

ぎっくり腰になってしまったら

 

①初期の激痛は病院や鍼灸院、整骨院などで専門家の手を借りて早期に抑える

②3日以上の安静は控え、怖がらずになるべく普段通りに動く

 

以上の手順で早期回復を目指しましょう。

 

 

とはいえ、急に普段通りには動かせないかもしれません。そんなときは体操やストレッチなどを積極的に取り入れると良いでしょう。

体操やストレッチにも色々なやり方がありますが、上体を反らす、前に曲げる、捻るなど無理なくできるもので結構です。

 

「自分にはどの方法がいいのか分からない」

「悪化したらどうしよう・・・」

 

などと考えるばかりで何もしないよりは、色々試してみて無理なくできることを実践していく方が回復も早まります。

 

 

痛みがきついとどうしてもジッとしている時間が長くなりがちですが、骨折や麻痺などの重大な問題がなければ痛みを恐れず動かしてあげることが回復への近道です。

病院や鍼灸院、整骨院などで痛みの処置をするのも大事ですが、依存し過ぎて自分で動かすことを怠らないようにしましょう。

 


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ぎっくり腰の早期改善は当院にご相談ください。

 

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椎間板ヘルニアの手術はするべき?

椎間板ヘルニアとは?

 

ヘルニアとは、組織が正常な位置からはみ出した状態を意味します。椎間板ヘルニアは背骨と背骨の間のクッションである椎間板の一部が飛び出た状態で、これが神経を圧迫して腰痛や坐骨神経痛が出現すると考えられています。

通常はヘルニアが見つかったからといって即手術とはなりません。運動麻痺や排尿・排便障害のある場合を除き、まずは保存療法で様子をみるというのが一般的ですが、数か月にわたる保存療法で効果が認められず、強い痛みがあれば手術を勧められることになるかと思います。

 

手術に伴う費用

厚生労働省のある調査(平成27年度)によれば椎間板障害の治療費は平均で約51万円だそうです。これは手術と手術以外の治療の平均額で、手術を選択した場合にはこの平均額よりも高くなる可能性があります。

入院に伴う諸費用や手術後のリハビリ費用なども合わせるとトータルで100万円を超えるケースも少なくありません。保険が適応されたとしても安い金額とは言えないのではないでしょうか。

 

椎間板ヘルニア手術はするべき?しないべき?

手術

 

治療の選択肢として手術を考えるとき、注意すべき点があります。それは費用や改善率、再発や再手術の可能性、手術に伴うリスクなどをしっかりと把握しておくということです。

これらを曖昧なまま手術に踏み切って後悔することにならないよう、分からないことは事前に確認しておきましょう。

 

そもそも論になりますが、ヘルニアは健常者にも同程度の割合で見つかるという研究データもありますから、ヘルニアと症状の間に因果関係はないとも考えられるわけです。
椎間板ヘルニアの手術をするべきかどうかの最終的な判断はご本人に委ねられます。本当に手術でないとダメなのか、高額な医療費をかける価値があるのかなどを慎重に検討し、後悔のない選択をしてください。

 


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よくある質問~鍼の痛みについて~

肩の鍼治療最近様々なメディアで鍼灸が取り上げられていることもあり、鍼治療に関心を示す方が増えているようです。

 

しかし、鍼を受けたことがない人からすると

 

痛いんじゃないか?

感染の心配は?

何に効くの?

 

など分からないことだらけですよね。

 

なかでも「痛くないかどうか」は鍼を受けたことがない人にとって最も気になることでしょう。

実際、鍼が初めての方からはほぼ確実に聞かれますので、ここで鍼の痛みについて簡単に解説したいと思います。

 

 

鍼によって生じる痛みには

 

①チクッとする鋭い痛み

②ズーンと響くような鈍い痛み

 

の二種類があります。

 

 

①のチクッとする痛みは注射をイメージしてもらうと分かり易いでしょう。

このタイプの痛みは、細い鍼を使うことでほぼ無くすことが可能です。

また、多少太い鍼でもうまく打てばかなり痛みが出る確率を抑えることができます。

 

②のズーンと鈍い痛みは鍼の響きと言われるもので、ツボに当った感覚と言えば何となくイメージできるでしょうか。

 

①は不快でしかないですが、②は「痛いけど気持ちがいい」と表現されることも多く、この響きの感覚を不快と感じるか心地よいと感じるかは人それぞれです。

響きを不快と感じてしまう人にとっては響きを重視する鍼は耐え難く不向きですし、反対に響きが好きな人にとって響かない鍼は物足りないと感じてしまうでしょう。

私の経験上、鍼は痛そうというイメージを持っていても実際に受けてみると想像していたほど痛くないと言う人が大半ですが、こればかりは体験してみないことにはわかりません。

 

もしあなたが鍼に興味を持っているなら、思い切って鍼灸院を訪ねてみてください。そして困ったときに頼れるあなたに合った先生を見つけて欲しいと思います。

 

☟参考動画☟

 

☟こちらも参考に☟

よくある質問②~鍼で感染する心配はない?~

 


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ボランティア(セルフケア指導)

 

先日、依頼があって地域の男性を対象に自宅でできるセルフケアの指導をしてきました。

会場で参加者のお悩みを確認し、主に肩こり、腰痛、膝痛に対するケアをお伝えすることに。

短い時間ではありましたが、どなたも積極的に取り組んでくださいました。

男性は女性に比べてこういったイベントに参加することは少ない傾向にあるので、今回沢山の男性にご参加いただけて嬉しい限りでした。

 

 

堺市健康づくりパートナーとしての取り組み

 

当院は堺市健康づくりパートナーとして市民の皆様の健康に寄与する活動を行っています。

 

 

 

これまでにも多くの方がお悩みの骨盤に関する勉強会やストレッチ教室など様々な無料勉強会を開催してきました。

現在は当方で企画開催することは控えていますが、サークルや婦人会、PTAなど、団体様からの依頼があれば無料で健康づくりのサポートをさせていただきます。

お気軽にご相談ください。

 


072-269-4901(お身体のお悩みに関するご相談)

050-7128-6834(無料勉強会のご相談)

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鍼治療と筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)

 

筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)とは?

筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)とは、筋膜の異常によって痛み、凝り感、しびれ等が引き起こされる病気のことで、簡単に言ってしまえば筋肉の『コリ』による諸症状です。

腰痛、頭痛、肩凝り、変形性関節症、坐骨神経痛(椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症)、四十肩・五十肩など整形外科領域の痛みのうち、かなりの割合がコリに起因している可能性があり、画像所見に基づいた治療が成果に結びつかない一因となっています。

また、コリがしびれやめまい、関節の動きの制限、脱力感といった痛み以外の症状を引き起こすケースもしばしばあります。

 

このように様々な症状に関連する筋・筋膜の異常『コリ』は、レントゲンやMRIなどの検査では検出されないため見逃されてしまう可能性が高く、ヘルニアなど健常者でも見つかるような画像上の所見が痛みの原因だと判断されてしまうことがよくあります。

原因を探るための画像検査がかえって仇となり治療を難渋させてしまうという、何とも皮肉な話があなたの周りでもごく当たり前のように起こっているのです。

 

 

異常を起こしやすい筋肉

ご存知のとおり、筋肉は身体の運動に関わる器官です。

例えば歩く、走る、階段の昇り降りなど明らかな身体の動きは勿論のこと、立っている時や座っている時の姿勢の保持にも筋肉の働きは不可欠で、沢山の筋肉が協調して働くことで目的とする運動が遂行されています。

沢山ある筋肉の中で特に悪くなりやすいのが姿勢保持に関わる筋肉です。

 

姿勢を保つということは、言い換えれば関節を動かさないように固定することを意味します。固定に作用する筋肉は休むことなく頑張り続ける必要があるため、持久性に富んではいるものの異常を来しやすいのです。

 

 

筋・筋膜性疼痛症候群における鍼治療の有用性

ここで腰痛を例に、よく行われるマッサージやストレッチと鍼治療を比較してみましょう。

 

一般的なマッサージや指圧の場合、皮膚のすぐ下にある筋肉が問題であれば十分に効果的な刺激となるのですが、実際には浅い部分にある筋肉だけが悪くなっていることはあまりありません。

関節を固定し姿勢を保持する筋肉が悪くなりやすいことは先に述べましたが、これらの筋肉の多くは身体の深いところに存在しています。皮下すぐの浅いところにある筋肉とは違い、深部の筋肉を手で刺激するのは技術的に難しく物理的にも限界があります。

つまり一般的なマッサージや指圧では悪くなった筋肉を処理しきれず十分な効果が得られないことが多いのです。

 

では、ストレッチはどうでしょうか?

ストレッチの場合、ある筋肉の緊張が目的とする筋肉のストレッチを妨げることがあります。つまり伸ばしたい筋肉が十分にストレッチされる前に他の筋肉がストレッチに耐えられなくなり、結果として目的とする筋肉がストレッチされないということが起こり得ます。

仮に邪魔をする筋肉がなくても、ストレッチで特定の部分(悪くなっている箇所)を選択的に伸ばすのは困難です。ストレッチはピンポイントで悪い所を伸ばすというよりも筋肉全体を伸ばしてリラックスさせるのに向いていると言えるでしょう。

 

マッサージやストレッチの他に、湿布や磁石付きのシールなどの対処法もありますが、いずれも表面的な部分にしか影響しないと思われます。

 

異常を来しやすい深部筋へのアプローチという点において、鍼の場合は技術的・物理的な制約はほぼありません。通常のマッサージや指圧では突破できないような硬い構造も貫くことができ、深い所も容易に刺激することができます。

身体の構造を熟知したうえで用いるなら、鍼治療は安全且つ強力な手段であると言えるでしょう。

鍼治療と筋・筋膜性疼痛症候群はとても相性が良いのです。

 

 

まとめ

筋肉の異常は一般的な画像検査では検出されず、筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)に対する適切な治療がなされないまま慢性痛に至るケースが非常に多いと考えられます。そのため、なるべく早い段階で適切に対処することが望まれます。

筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)はマッサージなどの徒手的なアプローチでも対応可能ですが、深部筋や腱・靭帯を効率よく刺激できる鍼を活用することでより一層の効果が期待できます。

 

痛そうというイメージや、何に効果があるのか分からないなどの理由から鍼治療を敬遠する方も多いですが、鍼の強みや適応を知っておけば、いざという時の選択肢が増えるのではないでしょうか。

あなたがもし痛みで困ったときには治療の選択肢として鍼も検討してみてくださいね(^^)

 


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