カテゴリー別アーカイブ: 首・肩のお悩み

胸郭出口症候群

首・肩のお悩み

胸郭出口症候群は腕や手の感覚・運動を支配している神経や血管が締め付けられたり圧迫を受けることで生じると言われており、以下のような症状が現れます。   ①感覚障害:肩、腕、肩甲骨回り、手などの痛み、しびれ感 ②運動障害:握力低下、手の細かい動きがしにくくなるなど   上記のような症状があり、頚椎ヘルニアや頚椎症といった同様の症状を呈する疾患が除外されれば胸郭出口症候群の可能性が高くなります。 斜角筋症候群、肋鎖症候群、小胸筋症候群、頚肋症候群などの分類があり、胸郭出口症候群はこれらの総称です。   ある報告では、客観的に神経絞扼を証明できる真の胸郭出口症候群は極めて稀で、100万人に1人とも言われています。 この真の胸郭出口症候群では、自覚症状としての痛みやしびれ即ち感覚障害は軽微あるいは欠如し、手の筋肉(主に親指の付け根の膨らみをつくる筋肉)の萎縮をはじめとする運動障害が優位に現れます。 つまり、主たる自覚症状が手のしびれや腕の痛みといった感覚障害である場合、神経絞扼自体が疑わしいため従来の絞扼を取り除くアプローチの妥当性を十分に検証する必要があるということになります。   『Myofascial pain and Dysfunction The Trigger Point Manual』 より引用   そもそも神経の絞扼で痛みやしびれが生じるという疾患概念自体を疑問視する声もありますし、実際のところ痛み・しびれといった感覚障害を主とする胸郭出口症候群の多くは筋肉由来の症状として関連領域である首や肩のコリを取ることで回復します。神経の絞扼を取るといった大げさな処置は基本的には必要なく、鍼灸などで十分対応可能な症状だと言えるでしょう。   ----------------------------------------------------------------------------------- ☟ご質問・ご相談はLINEでお気軽にどうぞ☟ 続きを読む

スマホ首ならぬスマホツノ?

首・肩のお悩み

スマホのせいで後頭部にツノが生える? スマホ首については以前にも記事を書きましたが、今回は『スマホ角(ツノ)』とも言える現象をご紹介します。 過度のスマートフォンの使用は頭蓋骨の形にも影響を及ぼす そんな可能性を示唆するオーストラリアの興味深い研究です。   18歳から30歳までの若者218名を対象とする外側頸部のレントゲン写真を分析した研究において、被験者のうちの41%に外後頭隆起の突出が認められ、10%は20㎜以上(最大で35.7mm)の外後頭隆起が認められた。 https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/joa.12466   18歳から86歳までの1200名を対象に、年齢や性別、前かがみ姿勢の角度と外後頭隆起の突出との関連について分析。被験者のうち33%に外後頭隆起の突出が認められ、男性のほうが外後頭隆起の突出が多く、前かがみ姿勢の角度が大きいほど、外後頭隆起の突出が起こりやすいこともわかった。 Shahar & Sayer, Scientific Reports, 2018     これらの研究でスマホやタブレットの使用とツノ状の突起との関連性が実証されたわけではないものの、興味深い研究であることは確かです。 実際にツノ状の突起自体が何か悪さをするわけではありません。しかしスマホ使用時の不良姿勢が首に大きな負担をかけ、頭痛やめまいなどを引き起こすことは紛れもない事実です。 思い当たる所のある方はこれをきっかけに日頃のスマホの利用について考え直してみてはいかがでしょうか?     参考までに… ↓ 研究者のインタビュー動画 ↓  続きを読む

スマホ首とその対策

首・肩のお悩み

  今や私たちの生活に欠かせない存在となりつつあるスマートフォン。 その手軽さと便利さから得られる恩恵は計り知れないものがありますが、その一方でスマートフォンの使いすぎによる「スマホ首」が深刻な問題となっています。     首にかかる負担の大きさ あなたは姿勢よくスマートフォンを使用できていますか?   この質問に「はい」と答えられる人はかなり少ないと思います。 いくら姿勢に注意していたとしても、気が付けば頭が前に倒れているということは誰しも経験することでしょう。この前傾姿勢が長く続くほど首へのストレスは蓄積することになります。   成人の頭は約5㎏と言われていて、頭が前傾するにつれてその何倍もの負荷が首にかかることが研究で明らかになっています。 ニューヨークの脊椎専門クリニックの医師Dr.KennethHansrajの報告によれば   0°→15°→30°→45°→60°と首の前傾角が増加するにつれて 5㎏→12㎏→18㎏→22㎏→27㎏と首への負荷が増加(下図)するそうです。     私たちの首は想像以上に大きなストレスに日々晒されているんですね。     スマホ首の症状 首の前傾姿勢を強いることによって以下のような症状が起こると言われています。   ・首肩のコリ、痛み ・頭痛 ・めまい ・吐き気 ・頚椎症 ・頸椎椎間板症 ・自律神経失調症 ・うつ症状   現時点で症状がなくても油断せず、予防に努めることが大切です。     対策 ①姿勢の改善 首が前に倒れるほど負荷が増えるので、姿勢を改善するのは特に重要です。スマートフォンを使用する際はなるべく顔の高さに近づけて操作する工夫が必要になります。 写真のように反対側の手を握って脇に挟むことでスマートフォンが顔の高さに近くなり、首への負担を軽減することができます。 因みに寝転がって使用する場合は首は前傾しませんが、首への負担が大きいことに変わりはないのでNGです。   ②連続使用を避ける 画面に集中していると時間の経過を忘れてしまい、首の疲労はどんどん蓄積されます。 タイマーをセットするなどして一定時間(20~30分)で休憩をはさむようにしましょう。   ③ストレッチ こまめにストレッチや体操をして首や肩の筋肉の状態をリセットするように心掛けましょう。   ④入浴 38℃程のお湯に10~20分、顎までつかりましょう。熱めのお風呂(40℃~42℃くらい)に10分程度つかるのも効果的です。 ※脱水症状や血圧の変動などに十分注意し、無理のない範囲で行ってください。     まとめ そもそもスマートフォンを使わなければ首への負担は軽減するはずですが、大半の人はそうはいかないはずです。上記のような対策で首への負担を減らしながら使用するというのが現実的と言えるでしょう。 自分でできる限りの対策をしていても、毎日負担をかけ続けていれば症状が出てくることはあります。 首から来る症状はこじらせると非常に厄介なので、自分では対処しきれないと感じたら我慢せずに専門家の治療を受けるようにしてくださいね。   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ☟期間限定!友達登録で首・肩こりのセルフケア資料をプレゼント🎁   LINEで無料相談を受け付けています。 お気軽にご連絡ください(^^)  続きを読む