湿布の正しい使い方

整形外科をはじめ病院で処方されることの多い湿布。市販品の種類も豊富で、いかにも良く効きそうな感じのCMは誰でも一度は見かけたことがあるはずです。

痛みがあるときに手軽に使用できるのは湿布の大きなメリットですが、その反面、副作用を考慮していなかったり、効果のない症状に使用するなど誤った使い方をしている人も少なくありません。

湿布は使い方次第で良くも悪くも作用しますので、これまで適当に使っていたという方は今後の参考に是非ご一読ください。 

 

 

湿布に関するよくある勘違い

①副作用

皮膚かぶれ、痒みといった皮膚症状は比較的起こりやすい副作用です。その他に光線過敏症、胃腸や腎臓、肝臓などの臓器障害、喘息発作など重篤なものもあります。

湿布は飲み薬と比べて薬剤の血中濃度が上がらず重篤な副作用の危険性は少ないと言われていますが、沢山貼れば当然リスクは高くなります。何も気にせずあちこちに貼っている人は特に注意が必要です。

まずは湿布は薬の一種だという認識を持ちましょう。

 

②痛みに対する効果

湿布は炎症を鎮める薬の成分が皮膚から吸収されることで効果を発揮します。 

炎症とはケガや病気の際に生体に起こる一連の防御反応で、発赤、熱感、腫脹、疼痛、(機能障害)の4(5)兆候があります。赤みを帯びていて熱っぽく、腫れている時の痛みはまさしく炎症による痛みで、打撲や捻挫を思い浮かべてもらうと分かり易いかと思います。

こうした炎症を伴う痛みには湿布の効果が期待できますが、逆にそれ以外の痛みには効果はありません。

 

③痛み以外に対する効果

②とも関連しますが、湿布は何にでも貼れば効くという都合の良いものではありません。硬くなった筋肉をほぐしたり、シビレや浮腫みを解消する目的で使用している人をたまに見かけますが、これは大きな間違いです。

湿布は決して万能薬ではありません。「取り敢えず」という感覚で使用するべきものではありません。

 

 

湿布を適切に使用するために

打撲や捻挫など、原因がはっきりしていてズキズキと疼くような場合、つまり炎症性の痛みには湿布の効果が期待できます。

一方で、炎症が関与しない肩こりや腰痛などには湿布の効果はあまり期待できません。この場合は筋肉をほぐしたり血行を促進するような対処の方が効果的です。

 

「でも湿布を貼ったら実際に痛みは軽くなるけど・・・」

 

そんな風に思う人もいるかもしれません。

確かにその通りで、腫れたり熱っぽくなくても湿布で痛みが軽減することはあります。

しかし、この痛みの軽減は湿布の冷感や温感によって痛みが紛れているだけだったり、湿布を貼ったことによる安心感によるものである可能性が高いのです。

 

肩こりや腰痛においては一時的に痛みを紛らわすために貼るべきか、副作用を避けるために別の手段を取るべきか、時と場合により正解が異なります。上記のことを理解し、ケースバイケースで適切に使用しましょう。

 

 

湿布以外の対策

肩こりや腰痛などは基本的に湿布は必要ありません。他にストレッチやヨガ、入浴、軽い運動や体操、鍼灸やマッサージや筋トレなど、症状を緩和させる方法はいくつもあります。

絶対的な正解というものはないので、取り組みやすいものから始めて自分に合った方法を見つけるのが良いかと思います。

万が一、ズキズキと痛んだり熱っぽさや腫れを伴っている場合はこれらの方法でかえって悪化してしまう可能性があるため、判断に迷う場合は専門家の意見を聞くと良いでしょう。

 

 

まとめ

湿布は決して万能薬ではありませんし、副作用もあります。

肩凝りや腰痛、膝の痛みなどに「取り敢えず湿布」というのは得策とは言えません。湿布が簡単に手に入る、病院で大量に処方されてしまうといったことも湿布の乱用を助長しているのは確かですが、個々人が正しい知識を持っていれば不要な使用を避けて適切に使用できるはずです。

デメリットにも目を向け、使う必要があるかどうか慎重に判断して欲しいと思います。

湿布も薬だということを認識し、正しく使うことが望まれます。

 

 

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