頭痛と歯ぎしり・食いしばりの関係

歯ぎしり・食いしばりによる悪影響

頭痛

肩こり、首こり

顎関節症

めまい

耳鳴り

美容上の問題 など

 

歯ぎしりや食いしばり癖(本来、食いしばりは歯ぎしりの中に含まれますが、ここでは敢えて覚醒時の歯ぎしりを食いしばりと表現しています)は私たちの体に様々な悪影響を及ぼします。
中でも頭痛は比較的起こりやすい症状の一つです。

 

 

咀嚼筋由来の頭痛

咀嚼筋(側頭筋、咬筋)頭痛の中で最も多いのは筋肉の緊張に由来する緊張型頭痛だと言われ、緊張型頭痛を引き起こす筋肉は首や肩、頭部、顔面部など広範囲に存在します。

 

歯ぎしりや食いしばり癖のある人の頭痛は、咀嚼筋(側頭筋、咬筋など)が過緊張を強いられ続けた結果として起こっている緊張型頭痛を疑う必要があります。

 

歯ぎしりや食いしばりは無意識下の行為のため、心当たりがなくてもご家族に就寝中の歯ぎしりについて聞いてみる、普段から食いしばっていないか意識して過ごすなどして、歯ぎしり・食いしばりの有無を確認しましょう。

 

 

簡単な対処法

咀嚼筋由来の頭痛は、実はちょっとした習慣づけで改善できることがあります。

 

その方法は至ってシンプルで、日常生活の中で立ち寄る場所に付箋などを貼り付けるというものです。
例えば「食いしばり」と書いた付箋を洗面所、デスク、トイレ、玄関などに貼っておき、それを目にする度に顎に力が入っていないか、上下の歯が接していないか(リラックス状態では隙間があるのが普通)を確認するのです。

 

こうして意識的に咀嚼筋をリラックスさせるよう習慣づけることで食いしばり癖の矯正を図ります。
日中の食いしばりを減らすことで就寝中の歯ぎしりも減り、うまくいけば頭痛がかなり軽減されるはずです。

 

咀嚼筋のストレッチ(口を大きく開ける)やセルフマッサージと併せて是非試してみてください。

 

 

まとめ

頭痛の原因が歯ぎしり・食いしばりにある場合、咀嚼筋をはじめとする過緊張状態の筋肉を如何にリラックスさせるかが改善のカギになります。

 

コリ固まった筋肉を解きほぐすのは鍼灸の得意とするところなので、今回紹介した対処法も含め、セルフケアで改善が見られない場合は鍼灸を試してみるのも一つの手でしょう。

 

色々試しても頭痛が改善しない、歯ぎしりや食いしばりが続く(頭痛が改善していても)場合は歯科や病院で診てもらうことを忘れずに。

 


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