神経障害性疼痛とリリカ

リリカ(一般名「プレガバリン」)という薬をご存知でしょうか?

リリカは神経障害性疼痛と線維筋痛症の疼痛に対して効果があるとされている薬で、私の知る限りでもかなりの人数がヘルニアや脊柱管狭窄症など、所謂坐骨神経痛の症状に対してこの薬を処方されています。

 

リリカは副作用の強い薬として知られ、その症状は頭痛や吐き気、めまいなど多岐に渡ります。

当院でも服用者には必ず副作用の有無を確かめるようにしていますが、中にはふらつきによる転倒・骨折など深刻な問題につながった例もありました。

 

因みにリリカは日本国内で最大の売上を誇るほど多用されている薬ですが、英国では乱用による死亡を防ぐために規制の対象となっています。

 

 

リリカの副作用が悪目立ちしてしまう背景には「帯状疱疹後神経痛」「脊髄損傷後疼痛」「糖尿病性神経障害に伴う疼痛」「線維筋痛症」という効能が実証された4つの疾患から「神経障害性疼痛」という曖昧な疾患に適応が拡大されてしまった現実があります。

坐骨神経痛などの本来の適応疾患以外で服用する際は、副作用に見合うだけの効果があるか慎重に見極める必要がありそうです。

 

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乱用される国内販売トップの鎮痛薬「リリカ」

 


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