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手術をすすめられた腰部脊柱管狭窄症・坐骨神経痛

手術をすすめられた腰部脊柱管狭窄症・坐骨神経痛

当院での施術症例を紹介するブログ、今回は坐骨神経痛です。

■来院された方:堺市在住・70代男性
■主な症状:右腰部から下肢にかけての痛みとシビレ
■病院での診断:腰部脊柱管狭窄症

来院までの経緯

腰~下肢の痛みとシビレがあり病院を受診。腰部脊柱管狭窄症と診断され、約4カ月に渡りブロック注射や投薬などの治療を受けるも改善は見られず。殿部の張り、下肢の痛み、親指のシビレは悪化する一方で、担当医から手術を勧められる。しかし、手術で治らなかった知人がいることもあり、本人的には乗り気ではなかった。 いよいよ手術日を決める段階まできていたが、ダメもとで当院に通院するに至った。

初回来院時の主な悩み

  • 筋トレやランニングなど、好きな運動が思い切りできない。
  • なかなか症状が改善しないことへのストレスと不安がある。
  • 手術をすすめられているが、できれば避けたい。

初回来院時の体の状態

  • 腰を反ったり横に倒したりするのが特に辛い。
  • 日によって調子の良し悪しがある。
  • 腰殿部~下肢にかけて筋緊張が強く、圧痛も著明。
  • 下肢の麻痺、筋委縮、筋力低下は認められない。

施術経過

 

1回目

症状と関連性の高い殿部のトリガーポイントに対し、確実に刺激できる長さの鍼(9cm)を用いて刺鍼。下肢は反応の強く出ていた大腿・下腿の外側数か所に刺鍼。 鍼を刺したまま10分程度時間を置き、鍼を抜いた後に徒手療法を加えた。

2回目

来院時には痛み・シビレとも落ち着いており、調子がよいと報告を受ける。身内からも腰が以前より伸びていると言われたとのこと。 母趾のシビレは残存。
施術は仰向けで股関節周囲、下腿を中心にトリガーポイントを探して刺鍼。10分程度置いた後、鍼を抜いて徒手療法を行った。

3回目

少し痛みが戻った状態で来院。調子が良かったため少し動き過ぎたとのこと。後退したとはいえ以前のように脚を引きずるほどではなく、母趾のシビレも減少している。
施術は横向きに寝た状態で殿部のトリガーポイントを中心に刺鍼後、前回同様に徒手的アプローチを加えた。

4回目

3,4日は痛みがほとんど出ておらず、前回同様の施術を行う。

5回目

前回施術後から1週間は痛みもシビレもなく、運動で突っ張る感じがあった程度。症状改善を目的とした集中的な施術は終了とし、3~4週間置きのメンテナンス施術に移行。

施術者から

施術者:院長 谷田陽平(鍼灸師)下肢症状を伴う腰痛は当院で扱うことの多い症状です。その中で腰部脊柱管狭窄症は50代以降の方に多く見られます。

今回のケースでは、骨盤帯の筋を中心に痛みの発生源を探し、併せて筋緊張緩和と循環確保を図るよう施術を進めていきました。これにより腰部から下肢にかけての痛みとしびれは改善、運動制限もなくなり、最終的には手術を回避することができました。

このように、レントゲンやMRIに写らない筋肉の異常が、腰下肢痛を引き起こしているというケースはかなりの数にのぼります。

腰下肢痛の原因が脊柱管の狭窄という器質的変化によるものであれば、手術以外に解決策はありません。しかし、この方がそうであったように、手術せずに解決できる(狭窄はあっても症状とは関係ない)ことは思いのほか多いものです。

もちろん脊柱管狭窄症の中には手術が必要なものもあります。器質的な問題は手術でしか解決できないのも事実です。しかし、痛みを取ることが目的であるなら、手術が唯一の方法とは限りません。

「本当は狭窄が原因ではないかも?」
「手術以外に解決策があるのでは?」
そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ鍼治療にもチャレンジしてほしいと思います。

参考として、腰痛施術について詳しく書いたページもご覧ください。