医療被爆

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CT保有台数(人口100万人あたり)世界第一位。 Ⅹ線検査撮影回数(1000人あたり)世界第一位。 日本はいずれも断トツで世界のトップです。知っていましたか?   これらの検査は被曝のリスクがあるため気軽に受けるものではありません。被曝のリスクを上回る利益があって初めて実施されるべきです。 しかし実際にはリスクの方が利益を上回る不要な検査も相当な数にのぼると言われています。   特に腰痛など運動器の慢性痛においては、検査で見つかる異常が症状とは無関係であることが多いばかりか、その無関係な異常を指摘されることで不安が強化されて痛みが悪化することさえあるんです。 わざわざ被曝して症状を悪化させてしまうなんて笑い話にもなりませんよね。   どれだけ正確かはわかりませんが、日本人のがんの3.2%は診断用X線が原因という報告もあります。 私たちは医療被曝に対してもっと危機感を持つべきだと思います。 日本は世界で唯一の被曝国なのですから。続きを読む

偽坐骨神経痛

腰のお悩み

  坐骨神経痛なのに神経に問題がない? お尻から脚にかけての痛みがあって病院に行くと、検査をしなくても結構な確率で「坐骨神経痛ですね」と言われるようです。レントゲンやMRIで骨の変形、ヘルニアなどが見つかれば当然それが原因だと言われます。 いずれのケースでも痛み止めを出されるのが一般的ですが、薬では痛みが止まらずに長期間苦しむ人も少なくありません。 こうした「坐骨神経痛」の多くが神経以外の問題で起こることをご存知ですか? え?神経痛なのに何で?と思うかもしれませんが、これは本当の話です。     坐骨神経痛“もどき”と筋・筋膜痛 例えばお尻の筋肉が何らかの原因で痛むことで、坐骨神経痛とそっくりの症状が現れることがあります。 私自身、痛みの実験に使用する食塩水注射をお尻の筋肉に打ったことがありますが、見事に痛みが足首あたりまで広がりました。このとき注射を打ったのは坐骨神経の通り道から離れたところにある筋肉ですから、食塩水が坐骨神経に作用したとは到底考えられません。にもかかわらず坐骨神経痛様の症状が引き起こされたのです。 坐骨神経痛に苦しむ人は大勢いますが、その大半はこうした筋肉由来の坐骨神経痛“もどき”だと考えられます。     手術をすべきかどうか 素人目に見ても異常だと思えるような画像所見でも、手術をせずに(神経への圧迫を取らずに)痛みがなくなることはよくあります。逆に、手術で痛みが取れたと喜んでいても、時間と共に手術前と同レベルの状態に戻ってしまうこともあります。 検査で明らかな異常が見つかれば手術をしなければならないと思うかもしれません。しかし手術は飽くまでも選択肢の一つに過ぎません。排尿・排便障害や下肢の麻痺があれば手術を迷っている暇はありませんが、そこまでの坐骨神経痛は稀です。 こうした症状を含む危険な兆候を除外できれば、手術をせずに解決できる可能性は高いと思われます。 とにかく痛みを何とかしたくて勧められるままに手術をする人もいますが、できれば手術をせずに治したいというのが本音ではないでしょうか。 坐骨神経痛で手術を検討している方は、筋・筋膜痛という観点から治療を見直してみるのもいいかもしれませんね。   長期的な目で見れば、手術をしてもしなくても結果は同じかもしれません   さぁ、あなたはどうしますか?続きを読む

神経障害性疼痛とリリカ

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リリカ(一般名「プレガバリン」)という薬をご存知でしょうか? リリカは神経障害性疼痛と線維筋痛症の疼痛に対して効果があるとされている薬で、私の知る限りでもかなりの人数が首や腰のヘルニアや脊柱管狭窄症などでこの薬を処方されています。 リリカは副作用の強い薬として知られており、服用者の話を聞く限りでも副作用を自覚する人の割合は多く、その症状は頭痛や吐き気、めまいなど多岐に渡ります。   因みにこの薬は日本国内で最大の売上を誇るほど多用されていますが、英国では乱用による死亡を防ぐために規制の対象となりました。     リリカの副作用が悪目立ちしてしまう背景には「帯状疱疹後神経痛」「脊髄損傷後疼痛」「糖尿病性神経障害に伴う疼痛」「線維筋痛症」という効能が実証された4つの疾患から「神経障害性疼痛」という曖昧な疾患に適応が拡大されてしまった現実があります。 坐骨神経痛など、本来の適応疾患以外で服用する際は副作用に見合うだけの効果があるか慎重に検討するべきだと思います。   こちらの記事も参考にどうぞ☟ 乱用される国内販売トップの鎮痛薬「リリカ」続きを読む

湿布の正しい使い方

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整形外科をはじめ病院で処方されることの多い湿布。市販品の種類も豊富で、いかにも良く効きそうな感じのCMは誰でも一度は見かけたことがあるはずです。 痛みがあるときに手軽に使用できるのは湿布の大きなメリットですが、その反面、副作用を考慮していなかったり、効果のない症状に使用するなど誤った使い方をしている人も少なくありません。 湿布は使い方次第で良くも悪くも作用しますので、これまで適当に使っていたという方は今後の参考に是非ご一読ください。      湿布に関するよくある勘違い ①副作用 皮膚かぶれ、痒みといった皮膚症状は比較的起こりやすい副作用です。その他に光線過敏症、胃腸や腎臓、肝臓などの臓器障害、喘息発作など重篤なものもあります。 湿布は飲み薬と比べて薬剤の血中濃度が上がらず重篤な副作用の危険性は少ないと言われていますが、沢山貼れば当然リスクは高くなります。何も気にせずあちこちに貼っている人は特に注意が必要です。 まずは湿布は薬の一種だという認識を持ちましょう。   ②痛みに対する効果 湿布は炎症を鎮める薬の成分が皮膚から吸収されることで効果を発揮します。  炎症とはケガや病気の際に生体に起こる一連の防御反応で、発赤、熱感、腫脹、疼痛、(機能障害)の4(5)兆候があります。赤みを帯びていて熱っぽく、腫れている時の痛みはまさしく炎症による痛みで、打撲や捻挫を思い浮かべてもらうと分かり易いかと思います。 こうした炎症を伴う痛みには湿布の効果が期待できますが、逆にそれ以外の痛みには効果はありません。   ③痛み以外に対する効果 ②とも関連しますが、湿布は何にでも貼れば効くという都合の良いものではありません。硬くなった筋肉をほぐしたり、シビレや浮腫みを解消する目的で使用している人をたまに見かけますが、これは大きな間違いです。 湿布は決して万能薬ではありません。「取り敢えず」という感覚で使用するべきものではありません。     湿布を適切に使用するために 打撲や捻挫など、原因がはっきりしていてズキズキと疼くような場合、つまり炎症性の痛みには湿布の効果が期待できます。 一方で、炎症が関与しない肩こりや腰痛などには湿布の効果はあまり期待できません。この場合は筋肉をほぐしたり血行を促進するような対処の方が効果的です。   「でも湿布を貼ったら実際に痛みは軽くなるけど・・・」   そんな風に思う人もいるかもしれません。 確かにその通りで、腫れたり熱っぽくなくても湿布で痛みが軽減することはあります。 しかし、この痛みの軽減は湿布の冷感や温感によって痛みが紛れているだけだったり、湿布を貼ったことによる安心感によるものである可能性が高いのです。   肩こりや腰痛においては一時的に痛みを紛らわすために貼るべきか、副作用を避けるために別の手段を取るべきか、時と場合により正解が異なります。上記のことを理解し、ケースバイケースで適切に使用しましょう。     湿布以外の対策 肩こりや腰痛などは基本的に湿布は必要ありません。他にストレッチやヨガ、入浴、軽い運動や体操、鍼灸やマッサージや筋トレなど、症状を緩和させる方法はいくつもあります。 絶対的な正解というものはないので、取り組みやすいものから始めて自分に合った方法を見つけるのが良いかと思います。 万が一、ズキズキと痛んだり熱っぽさや腫れを伴っている場合はこれらの方法でかえって悪化してしまう可能性があるため、判断に迷う場合は専門家の意見を聞くと良いでしょう。     まとめ 湿布は決して万能薬ではありませんし、副作用もあります。 肩凝りや腰痛、膝の痛みなどに「取り敢えず湿布」というのは得策とは言えません。湿布が簡単に手に入る、病院で大量に処方されてしまうといったことも湿布の乱用を助長しているのは確かですが、個々人が正しい知識を持っていれば不要な使用を避けて適切に使用できるはずです。 デメリットにも目を向け、使う必要があるかどうか慎重に判断して欲しいと思います。 湿布も薬だということを認識し、正しく使うことが望まれます。     ------------------------------------------------------------ LINEで無料相談受付中! お気軽にご質問ください(^^)    続きを読む

スマホ首ならぬスマホツノ?

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スマホのせいで後頭部にツノが生える? スマホ首については以前にも記事を書きましたが、今回は『スマホ角(ツノ)』とも言える現象をご紹介します。 過度のスマートフォンの使用は頭蓋骨の形にも影響を及ぼす そんな可能性を示唆するオーストラリアの興味深い研究です。   18歳から30歳までの若者218名を対象とする外側頸部のレントゲン写真を分析した研究において、被験者のうちの41%に外後頭隆起の突出が認められ、10%は20㎜以上(最大で35.7mm)の外後頭隆起が認められた。 https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/joa.12466   18歳から86歳までの1200名を対象に、年齢や性別、前かがみ姿勢の角度と外後頭隆起の突出との関連について分析。被験者のうち33%に外後頭隆起の突出が認められ、男性のほうが外後頭隆起の突出が多く、前かがみ姿勢の角度が大きいほど、外後頭隆起の突出が起こりやすいこともわかった。 Shahar & Sayer, Scientific Reports, 2018     これらの研究でスマホやタブレットの使用とツノ状の突起との関連性が実証されたわけではありませんが、興味深い研究であることは確かです。 ツノ状の突起自体が何か悪さをするわけではありませんが、スマホ使用時の不良姿勢が首に大きな負担をかけ、頭痛やめまいなどを引き起こすことは紛れもない事実です。 これをきっかけに日頃のスマホの利用について考え直してみてはいかがでしょうか?     参考までに… ↓ 研究者のインタビュー動画 ↓  続きを読む

魔女の一撃

腰のお悩み

魔女の一撃って何だかわかりますか? あなたも経験したことがあるかもしれませんが、ぎっくり腰(急性腰痛)のことを欧米では『魔女の一撃』と表現するそうです。   もしも魔女の一撃で身動きも取れないほどの痛みに襲われたら...  あなたは正しい対処ができるでしょうか?   間違った対処は回復を遅らせることなりかねません。 もしもの時のために最低限の対処法を知っておく必要があります。     一般的なぎっくり腰の対処法として   ・安静にする ・コルセットの着用 ・シップを貼る ・ストレッチ ・冷やす   などが知られています。     色々な対処法がある中で、絶対的にこの方法がいいというものはありませんが、最近では「動かして治す」という考え方が常識となりつつあります。 以前は安静にして過ごすのが正しい対処法とされていましたが、それは良くないと言われるようになってきたんです。 実際、様々な研究から3日以上の安静は普段どおりに過ごすのに比べて経過が悪いということがわかっています。痛くても可能な範囲で動かすことが重要なんですね。      動かすという意味で体操やストレッチなども積極的に取り入れると良いでしょう。 体操やストレッチにも色々なやり方がありますが、上体を反らす、前に曲げる、捻るなど無理なくできるもので結構です。   「自分にはどの方法がいいのか分からない」 「悪化したらどうしよう・・・」   などと考えるばかりで何もしないよりは、色々試してみて無理なくできることを続けるべきだと思います。     痛みがきついとどうしてもジッとしている時間が長くなりがちですが、骨折や麻痺などの重大な問題がなければ痛みを恐れず動かしてあげることが回復への近道です。 もちろん病院や鍼灸院、整骨院などで痛みの処置をするのもいいですが、依存し過ぎて自分で動かすことを怠らないようにしましょう。   ----------------------------------------------------------------------------------- LINE無料相談はこちらから☟ 続きを読む

椎間板ヘルニアの手術はするべき?

腰のお悩み

椎間板ヘルニアとは?   ヘルニアとは、組織が正常な位置からはみ出した状態を意味します。椎間板ヘルニアは背骨と背骨の間のクッションである椎間板の一部が飛び出た状態で、これが神経を圧迫して痛みやシビレが出現すると考えられています。 通常はヘルニアが見つかったからといって即手術とはなりません。下肢の運動麻痺や排尿・排便障害のある場合を除き、まずは保存療法で様子をみるというのが一般的です。 数か月にわたる保存療法で効果が認められず、強い痛みがあれば手術を勧められることになるかと思います。     手術に伴う費用 厚生労働省のある調査(平成27年度)によれば椎間板障害の治療費は平均で約51万円。これは手術と手術以外の治療の平均額で、手術を選択した場合にはこの平均額よりも高くなる可能性があります。入院に伴う諸費用や手術後のリハビリ費用なども合わせるとトータルで100万円を超えるケースも少なくありません。保険が適応されれば自己負担額は1~3割で済みますが、それでも安い金額とは言えないのではないでしょうか。     椎間板ヘルニア手術はするべき?しないべき? 治療の選択肢として手術を考えるとき、注意すべき点があります。それは費用や改善率、再発や再手術の可能性、手術に伴うリスクなどをしっかりと把握しておくということです。これらを曖昧なまま手術に踏み切って後悔することにならないよう、分からないことは事前に確認しておきましょう。 そもそも論になりますが、ヘルニアは健常者にも同程度の割合で見つかるという研究データもありますから、ヘルニアと症状の間に因果関係はないとも考えられるわけです。 椎間板ヘルニアの手術をするべきかどうかの最終的な判断はご本人に委ねられます。本当に手術でないとダメなのか、高額な医療費をかける価値があるのかなどを慎重に検討し、後悔のない選択をしてください。     LINE無料相談はこちらから☟ 続きを読む

なぜ改善しないの?

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「病院とか整骨院に色々通ってみたんですが良くなりません。先生ならどうにかできますか?」   このような問い合わせがたまにあります。   頑張って通院しているのになかなか良い結果が付いてこない・・・   そんなとき   施術が悪い 自分に合わない 先生が下手だ   という風に考えてしまうのはごく自然なことかもしれません。   もちろん施術者側の問題ということも多々ありますが、施術を受ける人にも見直して欲しいことがいくつかあります。 もしも施術を受ける人が問題を抱えたままだと、他をどう変えてもなかなか結果に結びつかないかもしれません。   通院先を転々と変えている方は是非確認してみてください。       LINE無料相談はこちらから☟  続きを読む

よくある質問~鍼の痛みについて~

鍼灸

最近様々なメディアで鍼灸が取り上げられていることもあり、鍼治療に関心を示す方が増えているようです。   しかし、鍼を受けたことがない人からすると   痛いんじゃないか? 感染の心配は? 何に効くの?   など分からないことだらけですよね。   なかでも「痛くないかどうか」は鍼を受けたことがない人にとって最も気になることでしょう。 実際、鍼が初めての方からはほぼ確実に聞かれますので、ここで鍼の痛みについて簡単に解説したいと思います。     鍼によって生じる痛みには   ①チクッとする鋭い痛み ②ズーンと響くような鈍い痛み   の二種類があります。     ①のチクッとする痛みは注射をイメージしてもらうと分かり易いでしょう。 このタイプの痛みは、細い鍼を使うことでほぼ無くすことが可能です。 また、多少太い鍼でもうまく打てばかなり痛みが出る確率を抑えることができます。   ②のズーンと鈍い痛みは鍼の響きと言われるもので、ツボに当った感覚と言えば何となくイメージできるでしょうか。   ①は不快でしかないですが、②は「痛いけど気持ちがいい」と表現されることも多く、この響きの感覚を不快と感じるか心地よいと感じるかは人それぞれです。 響きを不快と感じてしまう人にとっては響きを重視する鍼は耐え難く不向きですし、反対に響きが好きな人にとって響かない鍼は物足りないと感じてしまうでしょう。 私の経験上、鍼は痛そうというイメージを持っていても実際に受けてみると大したことなかったと言う人が大半ですが、こればかりは体験してみないことにはわかりません。   もしあなたが鍼に興味を持っているなら、思い切って鍼灸院を訪ねてみてください。そして困ったときに頼れるあなたに合った先生を見つけて欲しいと思います。   ☟参考動画☟   LINE無料相談受付中!友達登録はこちら☟  続きを読む

ボランティア(セルフケア指導)

院外活動

  先日、依頼があって地域の男性を対象に自宅でできるセルフケアの指導をしてきました。 会場で参加者のお悩みを確認し、主に肩こり、腰痛、膝痛に対するケアをお伝えすることに。 短い時間ではありましたが、どなたも積極的に取り組んでくださいました。 男性は女性に比べてこういったイベントに参加することは少ない傾向にあるので、今回沢山の男性にご参加いただけて嬉しい限りでした。     堺市健康づくりパートナーとしての取り組み   当院は堺市健康づくりパートナーとして市民の皆様の健康に寄与する活動を行っています。       これまでにも多くの方がお悩みの骨盤に関する勉強会やストレッチ教室など様々な無料勉強会を開催してきました。 現在は当方で企画開催することは控えていますが、サークルや婦人会、PTAなど、団体様からの依頼があれば無料で健康づくりのサポートをさせていただきます。 お気軽にご相談ください。   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 072-269-4901(お身体のお悩みに関するご相談) 050-7128-6834(無料勉強会のご相談) LINEでもお気軽にどうぞ(^^)   当院のホームページはこちら ↓ ↓ ↓ ↓ 結果にこだわる本格的鍼治療続きを読む

鍼治療と筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)

腰のお悩み

  筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)とは? 筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)とは、筋膜の異常によって痛みやシビレが引き起こされる病気のことで、簡単に言ってしまえば筋肉由来の痛みです。 腰痛、頭痛、肩凝り、変形性の関節症、坐骨神経痛(ヘルニアや脊柱管狭窄症)、四十肩・五十肩など整形外科領域の痛みのうち、かなりの割合が筋肉に起因している可能性があり、画像所見に基づいた治療が成果に結びつかない一因となっています。 また、筋肉の異常がシビレやめまい、関節の動きの制限、脱力感といった痛み以外の症状を引き起こすケースもしばしばあります。 このように様々な症状に関連する筋の異常は、レントゲンやMRIなどの検査では検出されないため見逃されてしまう可能性が高く、逆にヘルニアなど健常者でも見つかるような画像上の所見が痛みの原因だと誤診されてしまうことがよくあります。 原因を探るための画像検査がかえって仇となり治療を難渋させてしまうという、何とも皮肉な話があなたの周りでもごく当たり前のように起こっているのです。     異常を起こしやすい筋肉 ご存知のとおり、筋肉は身体の運動に関わる器官です。 例えば歩く、走る、階段の昇り降りなど明らかな身体の動きは勿論のこと、立っている時や座っている時の姿勢の保持にも筋肉の働きは不可欠で、沢山の筋肉が協調して働くことで目的とする運動が遂行されています。 沢山ある筋肉の中で特に悪くなりやすいのが姿勢保持に関わる筋肉です。 姿勢を保つということは、言い換えれば関節を動かさないように固定することを意味します。固定に作用する筋肉は休むことなく頑張り続ける必要があるため、持久性に富んではいるものの痛んだり凝ったりしやすくなるわけです。     筋・筋膜性疼痛症候群における鍼治療の有用性 ここで腰痛を例に、よく行われるマッサージやストレッチと鍼治療を比較してみましょう。   一般的なマッサージや指圧の場合、皮膚のすぐ下にある筋肉が問題であれば十分に効果的な刺激となるのですが、実際には浅い部分にある筋肉だけが悪くなっていることはあまりありません。関節を固定し姿勢を保持する筋肉が痛んだり凝ったりしやすくなることは先に述べましたが、これらの筋肉の多くは身体の深いところに存在しています。皮下すぐの浅いところにある筋肉とは違い、深部の筋肉を手で刺激するのは技術的に難しく物理的にも限界があります。つまり一般的なマッサージや指圧では悪くなった筋肉を処理しきれず十分な効果が得られないことが多いのです。   では、ストレッチはどうでしょうか? ストレッチの場合、ある筋肉の緊張が目的とする筋肉のストレッチを妨げることがあります。つまり伸ばしたい筋肉が十分にストレッチされる前に他の筋肉がストレッチに耐えられなくなり、結果として目的とする筋肉がストレッチされないということが起こり得ます。 仮に邪魔をする筋肉がなくても、ストレッチで特定の部分(悪くなっている箇所)を選択的に伸ばすのは困難です。ストレッチはピンポイントで悪い所を狙うというよりも筋肉全体を伸ばしてリラックスさせるのに向いていると言えるでしょう。   マッサージやストレッチの他に、湿布や磁石付きのシールなどの対処法もありますが、いずれも表面的な部分にしか影響しないと思われます。 異常を来しやすい深部筋へのアプローチという点において、鍼の場合は技術的・物理的な制約はほぼありません。通常のマッサージや指圧では突破できないような硬い構造も貫くことができ、深い所も容易に刺激することができます。 身体の構造を熟知したうえで用いるなら、鍼治療は安全且つ強力な手段であると言えるでしょう。 鍼治療と筋・筋膜性疼痛症候群はとても相性が良いのです。     まとめ 筋肉の異常は一般的な画像検査では検出されず、筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)に対する適切な治療がなされないまま慢性痛に至るケースが非常に多く見受けられるため、なるべく早い段階で適切に対処することが望まれます。 筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)はマッサージなどの徒手的なアプローチでも対応可能ですが、深部筋や腱・靭帯を効率よく治療できる鍼を活用することでより一層の効果が期待できます。 痛そうというイメージや、何に効果があるのか分からないなどの理由から鍼治療を敬遠する方も多いですが、鍼の強みや適応を知っておけばいざという時の選択肢が増えるのではないでしょうか。 あなたがもし痛みで困ったときには治療の選択肢として鍼も検討してみてくださいね(^^)   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー   ご質問・ご相談はLINEでお気軽にどうぞ(^^)   ☟友達登録でプレゼント🎁ゲット!筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)にはトリガーポイント鍼療法☟   当院のホームページはこちら ↓ ↓ ↓ ↓ https://hari9tanida.com/続きを読む

スマホ首とその対策

首のお悩み

  今や私たちの生活に欠かせない存在となりつつあるスマートフォン。 その手軽さと便利さから得られる恩恵は計り知れないものがありますが、その一方でスマートフォンの使いすぎによる「スマホ首」が深刻な問題となっています。     首にかかる負担の大きさ あなたは姿勢よくスマートフォンを使用できていますか?   この質問に「はい」と答えられる人はかなり少ないと思います。 いくら姿勢に注意していたとしても、気が付けば頭が前に倒れているということは誰しも経験することでしょう。この前傾姿勢が長く続くほど首へのストレスは蓄積することになります。   成人の頭は約5㎏と言われていて、頭が前傾するにつれてその何倍もの負荷が首にかかることが研究で明らかになっています。 ニューヨークの脊椎専門クリニックの医師Dr.KennethHansrajの報告によれば   0°→15°→30°→45°→60°と首の前傾角が増加するにつれて 5㎏→12㎏→18㎏→22㎏→27㎏と首への負荷が増加(下図)するそうです。     私たちの首は想像以上に大きなストレスに日々晒されているんですね。     スマホ首の症状 首の前傾姿勢を強いることによって以下のような症状が起こると言われています。   ・首肩のコリ、痛み ・頭痛 ・めまい ・吐き気 ・頚椎症 ・頸椎椎間板症 ・自律神経失調症 ・うつ症状   現時点で症状がなくても油断せず、予防に努めることが大切です。     対策 ①姿勢の改善 首が前に倒れるほど負荷が増えるので、姿勢を改善するのは特に重要です。スマートフォンを使用する際はなるべく顔の高さに近づけて操作する工夫が必要になります。 写真のように反対側の手を握って脇に挟むことでスマートフォンが顔の高さに近くなり、首への負担を軽減することができます。 因みに寝転がって使用する場合は首は前傾しませんが、首への負担が大きいことに変わりはないのでNGです。   ②連続使用を避ける 画面に集中していると時間の経過を忘れてしまい、首の疲労はどんどん蓄積されます。 タイマーをセットするなどして一定時間(20~30分)で休憩をはさむようにしましょう。   ③ストレッチ こまめにストレッチや体操をして首や肩の筋肉の状態をリセットするように心掛けましょう。   ④入浴 38℃程のお湯に10~20分、顎までつかりましょう。熱めのお風呂(40℃~42℃くらい)に10分程度つかるのも効果的です。 ※脱水症状や血圧の変動などに十分注意し、無理のない範囲で行ってください。     まとめ そもそもスマートフォンを使わなければ首への負担は軽減するはずですが、大半の人はそうはいかないはずです。上記のような対策で首への負担を減らしながら使用するというのが現実的と言えるでしょう。 自分でできる限りの対策をしていても、毎日負担をかけ続けていれば症状が出てくることはあります。 首から来る症状はこじらせると非常に厄介なので、自分では対処しきれないと感じたら我慢せずに専門家の治療を受けるようにしてくださいね。   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ☟期間限定!友達登録で首・肩こりのセルフケア資料をプレゼント🎁   LINEで無料相談を受け付けています。 お気軽にご連絡ください(^^)  続きを読む