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こんな頭痛は要注意!危険な頭痛のサイン

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頭痛は私たちにとって身近な痛みであり、実に国民の4人に1人が頭痛に悩んでいると言われています。 頭痛の分類は非常に細かく、国際頭痛分類では十数種類の頭痛に分けられています。 頭痛の怖いところは命にかかわる疾患が隠れている可能性があることです。専門家でもない限りその全てを知っておく必要はありませんが、大まかな分類や危険な頭痛のサインを知っておくことはいざというときの対処に役立ちます。 以下に大まかな頭痛の分類を挙げておきますので参考にしてください。   頭痛の分類 ①一次性頭痛 この頭痛は所謂「頭痛持ちの頭痛」で、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛の3つに大別されます。   ②二次性頭痛 他の疾患に起因する頭痛です。二次性頭痛は頭痛全体の約1割程度と言われており、頭痛全体から見ると少数ですが、くも膜下出血や脳腫瘍など命にかかわる疾患に伴う頭痛の可能性もあるため注意が必要です。   危険な二次性頭痛 以下のような頭痛は危険な二次性頭痛の可能性があるため、必ず専門の医療機関で診てもらってください。 いつもと違う頭痛 頭痛で目が覚める 突然発症した頭痛 呂律がまわらない 意識障害がある 半身麻痺を伴う 一次性頭痛であれば激痛であっても命にかかわることはありませんが、二次性頭痛の場合は一刻を争うことさえあります。もし二次性頭痛が疑われる場合はすぐに医療機関を受診するべきだということを覚えておきましょう。間違っても市販の頭痛薬で様子をみたり、近所の整骨院に行ったりすることのないようにしてください。     LINE無料相談受付中! ☟ご質問・ご相談はお気軽にどうぞ    続きを読む

頭痛持ちは要注意!難治性の薬物乱用頭痛

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薬物乱用頭痛とは 薬物乱用頭痛とは、もともと頭痛のある人が薬(鎮痛薬やトリプタン製剤)を乱用することで合併する頭痛で、鎮痛薬が効かず慢性的な頭痛に悩まされる二次性頭痛です。 一次性頭痛(頭痛持ちの頭痛)の中でも緊張性頭痛と片頭痛の人、特に片頭痛の人が合併しやすく、男女で比べると男性よりも女性に多い頭痛です。 薬物乱用頭痛は再発率の高い難治性の頭痛と言われ、うつ病との関連も指摘されています。     チェックポイント 頭痛の為に薬を飲んでいる人で、以下の項目に当てはまる人は薬物乱用頭痛の可能性があります。   ✅ ひと月に15日以上頭痛がある ✅ ひと月に10日以上頭痛薬を飲んでいる ✅ 薬の効果がなくなってきている ✅ 薬を飲む量が増えてきている ✅ 薬を飲んでいるのに頭痛が以前よりひどくなってきている     対策 薬物乱用頭痛が疑われる場合は自己判断で対処せずに専門医に診てもらいましょう。 ドラッグストアなどで簡単に薬を購入できるのは非常に便利な反面、市販の複合鎮痛薬は薬物乱用頭痛の原因となりやすいため注意が必要です。ドラッグストアなどで薬を購入する際は、できる限り薬剤師に相談するようにしましょう。 薬物乱用頭痛は再発率の高い頭痛であることからも、日頃から不用意な服薬を避けて予防に努めることが大事です。頭痛持ちの方、特に片頭痛と緊張型頭痛の方は今一度薬の使用について見直してみてはいかがでしょうか。   緊張型頭痛についてはこちら☟ https://hari9tanida.com/tension-headache/   LINE無料相談受付中! ☟ご質問・ご相談はお気軽にどうぞ    続きを読む