よくある質問③~鍼灸の保険適用について~

 

保険適用の可否は鍼灸の受療を左右する大きな要素の一つです。
ここでは鍼灸の受療を検討する方の参考になるよう、鍼灸の保険適用について解説していきます。

 

保険適用の範囲

鍼灸は非常に幅広い疾患・症状に対して用いられていますが、そのうち保険が適用される疾病は以下の7種に限定されています。

  1. 神経痛
  2. リウマチ
  3. 頚腕症候群
  4. 五十肩
  5. 腰痛症
  6. 頚椎捻挫後遺症
  7. その他慢性の疼痛を主訴とする疾病

 

注意事項

保険で鍼灸施術を受けるにあたり、特に注意すべき点を4つ紹介します。

  1. 医師の同意
  2. 施術期間
  3. 受領委任払いと償還払い
  4. 医療機関との併用

これらについて詳しく解説していきます。

 

1.医師の同意

保険の対象となる疾病に当てはまっているからといって、鍼灸院に保険証を持参するだけでは保険適用とはなりません。
保険で鍼灸の施術を受けるためには、事前に医師の同意を得る(正確には同意書又は診断書を書いてもらう)必要があります。

 

鍼灸の同意書と診断書

 

同意書は鍼灸院でもらうことができるので、まずは鍼灸院の先生に相談しましょう。

 

因みに医師には鍼灸施術に同意する義務はなく、お願いしても断られることはよくあります。

 

2.施術期間

保険での施術には期間が設けられています。
継続的に保険で施術を受けるには、6カ月ごとに医師の再同意を得る必要があります。

 

3.受領委任払いと償還払い

  • 受領委任払い:窓口で施術費の1~3割を自己負担として支払う
  • 償還払い:窓口で一旦施術費の全額を支払い、後から保険者に申請して自己負担分以外を払い戻してもらう

保険者が受領委任に対応していない場合など、自分で手続きしなければならないケースでは少し手間がかかります。

 

4.医療機関との併用

そもそも鍼灸に対する同意は医師による適当な治療手段がないことを前提としているため、同一症状に対して鍼灸と医療機関での治療を併用することは認められません(診察はOK)。

 

例えば腰痛に対する鍼灸施術を受けながら医療機関でも腰痛の治療を受けた場合、鍼灸の施術は健康保険適用の対象外となってしまいます。
また、同じ腰痛に対して鎮痛剤やシップを処方してもらうことも治療とみなされるため注意が必要です。
医療機関での治療が膝の痛みなど別の症状に対するものである場合は特に問題はありません。

 

 

以上のように、鍼灸の保険施術は何かと制約が多く、現状では手軽に利用しにくいということがお分かりいただけたかと思います。

保険施術を検討している方はこうしたデメリットもしっかり把握したうえで施術を申し込むようにしましょう。

 

整骨院での保険施術

保険取り扱いについて引き合いに出されるのが整骨院です。

 

「以前行ってた整骨院では保険で鍼もマッサージもやってくれた」

 

このように言われる方が非常に多いのですが、同意書を書いてもらって鍼灸を受けていたという方はほぼいません。

 

鍼灸整骨院であっても鍼灸を保険で受ける場合は例外なく医師の同意書が必要になります。

 

支払いが安くすんでいたのであれば、捻挫や打撲の施術に対する窓口負担だけだった(つまり鍼灸はサービスでやってくれた)のか、数百円程度の鍼灸施術料が合わせて徴収されていたかのどちらかだと考えられます。

 

ちなみに整骨院では打撲や捻挫、肉離れ、負傷の原因がはっきりしている筋違いやぎっくり腰といったケガに対して保険が適用され、慢性的な症状の施術やマッサージ代わりの利用は保険適用になりません。

「保険でマッサージしてもらえるところ」という甘い認識で通院していると、後々面倒なトラブルに発展する可能性があるため注意が必要です。

 

 

当院における保険の取り扱い

当院では主に通院が困難な方に保険を利用した訪問施術を実施しています。
院内での施術は自由度の高い自費の施術を基本としていますが、ケースバイケースで保険施術にも対応いたします。
保険施術に関してご不明な点はお気軽にご相談ください。

 

 

☟参考記事☟

よくある質問~鍼の痛みについて~

よくある質問②~鍼で感染する心配はない?~

よくある質問④~鍼の本数(刺激量)について~

 


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