今回は当院でも受けられる方が多い「吸い玉」をご紹介します。
吸い玉は吸角やカッピングとも呼ばれ、鍼灸院では比較的よく用いられている施術です。
竹の吸い玉(中国の病院にて撮影)
多くの施術、例えばマッサージなどが身体の外→内への刺激であるのに対し、吸い玉は容器の中を陰圧にすることで皮膚を容器内に引っ張り上げる内→外への刺激となります。そういった意味では珍しい施術だと言えます。
吸い玉施術例(五十肩)
吸い玉は循環の改善、凝りやむくみなどに対して効果があると言われています。
当院では鍼灸の補助として用いるだけでなく、筋膜リリース的な特殊な使い方をする場合もあります。
吸い玉の難点はアザが残ってしまうことです。もちろん個人差もありますし、時間が経てば完全に消えてしまいますが。。
吸い玉によるアザ(当日)
写真を見てもらっても分かるように吸いつけた箇所全て一律にアザが残るわけではなく、循環の悪い箇所ほど濃い色が残ります。
このアザが消えるまでの期間は通常10日前後です。
吸い玉によるアザ(5日後)
吸い玉によるアザ(8日後)
吸い玉によるアザ(12日後)
再度施術をするとまたアザが残りますが、何度か繰り返すうちにアザ自体が残りにくくなっていきます。
吸い玉はマッサージなどとは一味違った独特の心地よさで、当院でも男女問わずご好評頂いている施術です。鍼灸治療との相性も良いのでアザを気にしない方は是非一度お試しください。
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